Local Communities地域・社会と共に
ボータンカフェ
須賀川市から補助を受けて運営している「ボータンカフェ」。認知症や介護について「みんなが楽しく語らい、心が休まる場所」として、また「誰もが自由に参加できる、地域との交流を大切にしたカフェ」として、平成27年12月から定期的に開催しています。今後はより多くの地域の方々に認知症を理解していただくために地域公民館などでの開催も予定しています。
ハプニングラーメン
豊心会の利用者さんがスタッフとして働く一日ラーメン店です。認知症があっても地域社会で力を発揮できる場を用意したい、地域と利用者さんが触れ合う場をつくり理解を深めたい、そういう思いから始めました。市内の中華料理店「天心」様の協力を得て、2019年から開催しています。営業日には、グループホームに暮らす利用者さんが、調理やホールスタッフとして活躍。利用者さん達のコミュニケーション力のおかげで、店内には笑顔があふれ、温かい交流が生まれます。
「ハプニングラーメン」を通して、私たちは、認知症の方の力や可能性を発見しました。また、お爺ちゃんお婆ちゃんが働く姿を見たご家族から、「働く姿を初めて見た」「私も頑張らなくちゃいけない」といった感動の声が寄せられています。
認知症サポーター養成講座
多くの方に、認知症を正しくご理解いただき、適切な対応を知っていただくための講座。市との共同事業として2008年にスタートさせ、市役所やJA、看護学校、地域の公民館など様々なコミュニティで実施してきました。市内には、講座を年間カリキュラムに組み込んでいる小学校もあります。講義と3回の施設訪問を組み合わせた内容で、サポーターは一校だけでも千人を超えました。受講をきっかけに介護の道に進むことを決めた生徒や、庭に迷い込んだ高齢者を中学生が保護につないだ事例も生まれています。