Blog未来への伝言~統括のまちぽい話~

気づき
2020.09.19

懐かしむこと

9月中旬となり、厳しい暑さも通り過ぎて、食欲の秋に突入しよい季節になってきました。

法人も今年で創立20周年を迎えます。時の流れは平等で、努力した人も努力しない人も同じ時間を与えられ、災害にあった人も合わない人も同じ時間を与えられます。
そして、利用者の方とも職員の方とも出会った人とも、同じように時を過ごし、もう少し時を一緒にいたいと思いながらも別れがあったり、辛いなと思っていても同じ時を過ごしたりと、出会いはとても貴重なことだと思います。

話は戻り、20周年を迎え、古い写真を見直しているととても懐かしく感じます。あの利用者のこと、あの職員のことこんなことがあったなあなど、エピソードまで思い出すことができます。そして、その懐かしむ心はとても、穏やかな気持ちにさせてくれると思いました。
ふと思い出す瞬間の自分のやってきた姿や存在価値がひと表出できる場面なのかもしれません。そう考えると、認知症の方が昔を思い、その時の記憶を過ごすという事は、その人自身の存在を確認することなのかもしれません。不安が大きい中で、自分を懐かしむことは非常に大切なことなのかもしれません。

20年今振り返ると、真剣に取り組んでいた自分がいた気がします。決して今が真剣にやっていないとは言いませんが、今よりは利用者の方、職員の方と向き合っていた気がしました。

10年後、今の自分を振り返り、いい仕事してたなあと思えるように、もう一度リスタートしなければと思いました。

懐かしむことと未来を見据える事、相反しているかもしれませんが、自分という軸が時としてどちらを向きたいか、やじろべいの様に揺れ動いているのだと感じました